先日のNEW YORK TIMESと英国の有力紙に、イタリアの経済状況にたいする
コラムが、時を同じくして掲載されていたらしい。
どちらの記事も、内容はイタリアは後退しつつあるということだ。
ユーロに変換以来、毎年、年末になると物価の上昇率(おきまりのやつで、
1年前と同じスーパーで同じものを買って、いくら値段が高くなったかというやつ)
を今年もみたが、どうやら今年の年末は今まで以上に、物価上昇に関する
話題が多かった。
生活水準があがらない、政権は不安定、またイタリアの場合、国を代表するような
大きな企業が極めて少なく、典型的な家族経営の企業が大半をしめるといった
特殊な体制からのひずみもあるかもしれない。
とはいっても、いい車を所有している人もおおく、クリスマスバカンスで海外に流動
する割合はヨーロッパの中でもかなり高いという。
中小零細企業が多いということは、オーナーもそれだけいるということだ。
僕が知っている範囲では、いい車を所有して、羽振りのいい生活をしている
(少なくてもそのようにみえる)人の殆どは、自分の会社を所有している人だ。
前政権が、富裕層を持ち上げていたのに対し、今の政権はどちらかというと、
一般大衆をサポートする立場だが、問題は大多数を占める中間層の底上げ
策がクリアーでないことだ。
どこかの学者が、極めて社会主義的な資本主義といっていた。
このような体制を覆すには、相当な忍耐と時間が必要かもしれない。
