今日は少し、仕事のことにかんして書きたいと思います。
会社を退職し、パリからイタリアに移り住んだわけですが、当然、生活の糧を
見つける必要がありますよね。
残念ながら僕たちは何のあてもなく、ただ自分たちで商売をやっていきたいという
漠然としたアイデアしかありませんでした。
さて、起業といっても、なにをしていくか。
当初は欧州で日本人観光客のリピート率no.1を誇るイタリアだから、観光業でも
やろうかと思いましたが、如何せん観光業の知識を持ち合わせているはずもなく
商売をして、生活していけるだけの収入を得るシステムを作っていくアイデアが
思い浮かばないのでした。
一方、イタリアの商材を日本に紹介するーつまり僕が以前の会社でやっていた
いわゆる輸入ビジネス(日本から見て)に関しても検証してみましたが、こちらも
大きく3つの課題にあたり、現在のところは見合わせています。
その3つとは
1)僕たちが日本でなく、イタリアにベースを構えていること
2)日本マーケットの商品の飽和状態
3)昨今の為替
1)は、イタリアの商材を日本で展開、販売していく場合、客先は日本になります。
ということは当然、営業が必要になってきますね。新規で新しい商材をうっていく
場合はなおさらです。
そうなった場合、ベースをイタリアに構えていることのメリットがないんです。
というのも、日本への営業を考えた場合、どうしても日本側にパートナー、販売
業者が必要になってきます。自分たちが扱ったことのない分野の商材であれば
なおさらです。つまりそうなると、
メーカー(イタリア)ー僕たち(イタリア)−日本のパートナー(日本)
の3段階のステップを踏むことになります。
僕たちは、メーカーではないので、この図式からいくと、エージェント的な
役割担ってしまいます。つまり売上に応じてコミッションでさやを抜くという
形態です。
一昔前の外国とのコミュニケーションが難しかった場合には、イタリアに住む日本人と
いうことで、メーカーとの販売先に橋渡し役ができたのでしょうが、いまやそういったポジション
の必要性がだんだん薄れてきているように思われます。
2)マーケットの飽和状態。
日本に帰るたびに、とにかくサービスとモノの多さに関しては、本当に驚かされます。
おそらく海外で生活している日本人は殆どそう感じているでしょう。
前職のファッション業界しかり、ちまたのスーパーひとつにしてもそうです。
とにかくマーケットの回転率がはやい、早すぎる、東京でそろわないものって
まあそうないんじゃないでしょうか?
どちらにせよ、安定した売上で定番的な動きが期待できるアイテムというのは
ある程度の資本力がないと、なかなかコントロールできません。こういった
定番アイテムを押さえた上で、他社との”違い”を見せるために、バイヤーが世界中を
まわって、”あたらしいもの”を探してくるわけですが、こういった一過性のアイテム
の場合、ベースに乗せる以前にブームが去ることがおおいのです。
僕はファッション関連を仕事にしていたので、こういった傾向を数多く見てきました
が、おそらくどの分野でもそう変りはないでしょう。
こういった目まぐるしいマーケットを相手にするにもかかわらず、
年に一度帰るか帰らないかで、マーケットの移り変わりを直接感じることが出来ないと
いうのは、んかなか簡単なことじゃないと感じました。
3)為替
対ユーロの円安状況は、僕たちが考えている商材レベルの輸入にはかなり
影響してきます。ただ、為替ばかりは皆さん同じ条件ですよね。
といったかんじで特に1)と2)が、このアイデアにストップをかけることになりました。
ということで、再検証です。
続きはまた書きます。